イズァローン伝説

ヤフオクで全巻揃いで購入してみました。
実は今まで読んだ事が無かったりして…。

小学生の低学年の頃に、古本屋をやってた叔母の家で一度だけ１０巻の始めの方を目にした事があったんですが、その巻の内容が、両性具有の主人公？がオッサンに抱かれてみたり、男の前で服を剥かれたりと、非常にハードな内容だった上に話の意味がまったく解らんかったので、すぐに放り出してしまった記憶がありました。
何年も経って竹宮惠子の漫画だと知ってからも、手を出すのに気が引けてたんですが、とうとう読んでしまいました。
まぁ、小学生には難しいわな。
しかし記憶にバッチリ残ってるっていうのが凄いなー。よほど印象深かったんだろうなぁ…。

ほんとにもう、竹宮惠子の漫画ってドＳすぎると思います。
なんつーか、歴史の一部分を切り取って作ったたような完璧さがありますよね。
話が完成されてるので、付け入る隙が全く無いというか…。

それにしても、カウスとルキシュが好きすぎる…！！！
てか、カウスがめっちゃ男らしくて、超しびれるんですけど！！！
最初冷静沈着風だったのに、なんか段々熱い男になっちまいやがって…！
最後ほんとに酷やなぁ…！と思うんですけど、カウスならきっと永遠にティオキアを待ち続けますよね。カウスに幸あれ！！

ルキシュはわりと幸せそうにその後の人生を歩んで行きそうで、おいちゃん嬉しいよ。フレイアと幸せにおなりよ。
あの顔付きのわりには、すごくまともで優しい人だったのでビックリ。
だいたい竹宮キャラであの手の顔はサドっ気のある寂しい人が多いのにね(笑)

話も小学生の時に持ってたイメージと全然違って、かなり面白かったです。深い。
というか１回読んだだけなんで、もっかい読んでもっと深く読み込みたい。
ティオキアが早い段階で女になってりゃ良かったのにね！とかは言っちゃいけない(笑)