ゴーストハント

小野不由美原作の漫画版。
最終巻読みましたー。おもしろかった！
ナルと夢に出てくるナル関しては大体想像してた通りだったんだけど、正体にはビックリした。
あぁぁああ！！なるほど！てか、リンさんがナルって呼んでるのは変だなとはずっと思ってたけど…まさかそんな(笑)
ぼーさんは饒舌に喋ってたあの過去を消し去りたいだろうな(笑)
あと麻衣ちゃんの恋心に、どう決着が着くのかも気になってたんですが、そう来たか！
あそこで優しく微笑みながら、自分の気持ちに気付く麻衣ちゃんを見守るナルはドＳだと思いました。
まだ続きそうな感じで終わったのがなんとも…。少し寂しい。
つか、麻衣ちゃんの「今までどうしてたっけ？」みたいなモノローグはなんか重大な伏線かと思った。単にそれくらい皆と居るのが楽しいって事だったのかな。
それとゴーストハントの話の起点にもなってたあの事件（事故？）は結局解決しないのかなー。
漫画オリジナルとかでスッキリさせて欲しいなぁとか、欲張りな事を思ってみたり。

原作の小説は読んだ事が無いんですが、漫画を描いてらっしゃるいなだ志穂さんの、表現したい！読む人に伝えたい！という気持ちが物凄く伝わってきて、物凄く良い作品だと思います。めっちゃ怖いし(笑)
だからこそ原作に興味も湧くんですが、なんか絶版で手に入りにくいらしいですね。残念。
特に浦戸の辺り読んでみたい（笑）

ちなみに、十二国記で一番恐怖を感じた文章は、「図南の翼」で珠晶が黄海で一人迷子になった際に出会う人妖とのやり取り。
安堵感から一気に恐怖へと落ちる気持ちの落差がなんとも空恐ろしい。何度読んでもあそこはぞっとする。
でも凄い好きな部分でもあったりします。

【追記】１１月から小説版が復刊するらしいですね！帯に書いてあったそうで…うっかり見逃しまくり☆
読むの楽しみ！